介護職スタッフの退職 6か月で3人がホームを去る

長くても15年程度 職歴の短さに驚き

先日、9月のシフト表が配布されましたが、そこで先輩のYさんが9月いっぱいで退職することを知りました。私が介護職として入社してそろそろ6か月。Yさんで3人目の退職者になります。

介護職 退職 職歴

退職率の計算方法など詳細は避けますが、感覚的にはスタッフの退職が多いな・・という印象です。ちなみにウチのホームは介護職の約6割が入社2年以下。最長職歴の方でも15年程とのこと。このことは、前職を23年務めた私にとっては結構驚きでした。

退職した介護職3名の退職理由は「自宅が引っ越し」「夜勤が身体に合わない」および「腰痛」でした。まぁやっぱり気になるのは後者の2つです。


夜勤からの体調の調整がうまく行かない

「夜勤が身体に合わない」という事で退職された30代女性のNさん。介護職歴10年のベテランさんでした。

夜勤 体調 調整

夜勤は「当日17時から翌日10時まで」の時間で勤務して「翌々日は必ず休暇」となります。「翌日の約半日」および「翌々日1日」で体調を整えて次の日以降の勤務に備えるのですが、Nさんは「体質的に翌々日1日までに体調を整えることができなかった」とのことでした。

私はまだ夜勤OJTを2度やっただけですが、夜勤をすると確かに「2日分の疲れ」が身体を襲います。元の体調に戻すのにはそれなりの休息が必要です。


腰痛は介護職の職業病

「腰痛」で退職された60代男性のYさん。前職を定年退職後に未経験から介護職として採用されたものの、半年ほどで腰を痛め、しばらく腰に負担の少ない食堂(ダイニング)のみの特別勤務をされていましたが、介護の通常勤務復帰への目途が立たなかったようです。

介護職 腰痛 職業病

同様に腰を痛めて、現在、清掃やゴミ回収などの特別勤務をされている20代女性もいます。世間的に言われている介護職の職業病である「腰痛」は実際にあり、決して少なくありません。私自身も本当に気を付けなければと思っています。

9月から新しいスタッフが3名入社。加えて看護職が1名異動で入れ替わります。20人前後の職場で4人入れ替わるのですから、雰囲気は結構変わるでしょう。もう私も「いつまでも新人」というわけには行かないようです。ホントに早い!

介護士の嬉しい時間 入居者Y子さんの自虐トーク

アクティビティ、レクリエーションを毎日実施

ウチのホームではアクティビティ(レクリエーション)を毎日行っています。準備、後片付けのみならず、アクティビティは任意参加なので参加希望の是非を各入居者様に確認したり・・毎日大わらわです。

アクティビティ レクリエーション 介護施設

スタッフには結構負担ですが、入居者様にとっては普段と違う行動をすることで身体や頭が活性化され健康を維持できることに繋がるため、スタッフはできるだけ多くの入居者様にアクティビティに参加していただけるよう勧めています。

アクティビティは「体操」が主流で、体操以外に音楽、園芸、手芸、ゲーム等があります。身体能力的にほとんど参加できない方もいます。能力的に可能でも、その日の気分や体調によって「今日は参加しない」とお断りされる方もいます。

認知症の方も多くいますので「やらないって言ってるだろ!いちいちうるさいんだよ!!」とキレられたりすることもあります。アクティビティの実施ひとつとっても、結構いろいろあります。


カードゲーム ババ抜きにY子さんを誘う

そんな中で、昨日のアクティビティは「カードゲーム」でした。

トランプの「ババ抜き」「ジジ抜き」です。

トランプ ババ抜き アクティビティ レクリエーション

カードゲームは参加可能な方が少ないので、なるべく身体能力・思考能力が残っていて認知症の軽い方を中心にお誘いします。

そんな中、昨日お誘いした方の中にY子さんがいました。

Y子さんはカードゲームのみならずアクティビティ全般を行うにあたり、能力的にはほとんど問題ないのですが、認知症に鬱が加わり感情の起伏が激しく、機嫌の悪い時はほとんど食事もせずベッドからも起き上がりません。下手にベッドから起こそうとすれば大声で怒鳴り散らし、暴力も出ます。私も何度も叩かれたり蹴られたりして来ました。


Y子さんをババ抜きに誘ってみると

ただ、昨日のY子さんは「機嫌のいい日」でした。機嫌のいい日はベッドから起き、食堂(ダイニング)に来て食事もされます。スタッフと雑談したり軽い冗談を言ったりもします。

自虐 ババ抜き ババァ

昼食後、アクティビティ担当のFさんから「機嫌いいならダメ元で誘ってみよう」と言われ、Y子さんをお誘いしてみました。

Y子さん、今日みんなで「ババ抜き」やるんですけど一緒にどうですか?

しばらく沈黙が流れました。Y子さんは基本的にスタッフの問いかけは無視します。

あーやっぱりだめかな・・と思った次の瞬間、Y子さんの口から・・


ババァがババ抜きするの? フフフ


と言いいながら軽い笑みを浮かべるY子さん。まさかの自虐トーク!今日は完全に機嫌がいい!

これはチャンスとばかり、Fさんと私は畳みかけました。。一緒に笑いながら「じゃあ、あっちでやりましょうよ!!」とご案内するとY子さんは笑顔でババ抜きのテーブルに座りゲームを楽しんでくれました。


介護職の良さをひとつ実感

普段、ほとんど口も利かず、寝たきりのY子さんの笑顔から、何とも言えない安堵感と充実感をを感じました。介護職の仕事の良さのひとつを実感できた時間でした。

介護職 排泄介助

30分程ゲームを楽しんだ後、私が車椅子でY子さんを自室まで送りましたが、Y子さんは「あー疲れた」と何度も仰ってました。でも、これは「良い疲れ」であることは間違いありません。私から「今日は良く眠れますよ」と話しかけると・・


シカト!


自室の戻ったら、ベッドで横になる前に排泄介助をするのですが、ズボンを上げたり下ろしたり、オムツを交換しようとすると「あーもういいよ!触るな!!」といつものY子さんが戻って来ていました。


でも、まぁいいか。。


おわり


介護士がフリーランスとして働く選択肢への感慨

専属の介護士を雇う入居者様

未経験から介護士に転職して昨日でちょうど5か月になりました。もう少しで半年。とうとう半年に到達です。。

あー早い。ホントに早い。

「到達」なんて大袈裟なものではありませんが、まだまだ未熟な部分ばかりですが、なんとか仕事が軌道に乗って来たこと、なんとかここまでやり続けて来れたことに充実感を覚える今日この頃です。

介護士 転職 半年

さて、ウチのホームでは「専属の介護士さん」を個別に雇っている入居者様が何人かいらっしゃいます。専属の介護士さんは私達「ホーム所属の介護士」とは別に週に数回ホームを訪れ、入居者様の介助を行ったり、介助方法に関してホーム介護士と相談したりします。もちろん介助対象は「雇い主の入居者様のみ」です。


ウチのホームは入居金数千万円、月々の利用料数十万というホームです。その上にさらに専属の介護士を雇っている・・


どれだけお金持ち・・・・・


介護士がフリーランスとして働く

まぁそこは置いておくこととして、そんな専属介護士さんの一人Yさんと最近よく話をするようになり、Yさんがフリーランスの介護士であることを知りました。ウチの入居者様Hさんと専属介護士契約をしているそうです。

介護士 フリーランス 個人事業主

Yさんとちょくちょく話をしているうちに、ふと「フリーランス」というワードが頭の中にクローズアップされるようになって来ました。


自分にもそんな選択肢もあるかも。。


同時にちょっとした感慨が込み上げて来ました。


50代半ばで前職を追い出されるように退職した自分がこんな夢を見れるなんて・・。


もちろん、フリーランスは甘いものではないことは重々承知の上です。営業も確定申告もトラブル対応もすべて自分でやるのです。むしろ所属介護士よりも厳しい環境です。

でも自由が手に入り、収入も高収入が得られるかも知れません。


そんな夢が見れるんです。


介護職は立派な技術職

若かりし頃にフリーランスを夢見たことはありましたが、前職は総合職的な要素が強い会社で「フリーランスになるのはいいけど何の仕事をするの?」という問題に必ず直面し、それをほとんどの方が乗り越えられず会社に居残る・・。そんな状況でした。

総合職 技術職

でも「介護士」は違います。この5か月でひしひしと感じましたが、介護士は立派な技術職です。食事介助、入浴介助、排泄介助、歩行介助、移乗介助・・誰でも「自分ではできる」ことですが「人にやってあげる」ことは簡単ではありません。精神論だけで乗り越えられることはもなく、無理をすれば命に係わる事故につながります。フリーランスになって介護士をする。「何の仕事をする?」なんていう問題は即解決です。


虎穴孤児へのチャレンジ 夢などなかった50代男

前職在職中、もはや夢などありませんでした。

ただ最小限の安定を維持し、定年まで家族を支えるという「義務」を果たせればそれでいい・・いつしか、そんな志向に陥り、異動を告げられても、年下の上司から叩かれてもただ従う「守るだけ」会社生活。「定年までやり遂げる」が唯一の目標。

でもそんな状況を「50代なんてそんなもの」と無理に動機付けして「守るだけ」である事実を見て見ぬふりして来ました。

虎穴孤児 防戦 夢 フリーランス

そんな自分が意を決し、それまでのキャリアも人脈も断ち切って新しい環境に飛込んだことで今の自分がある。。仕事と収入が何とかやりくりできるばかりでなく、少しばかりの夢まで見ることができるなんて・・そんな思いがけない今の自分の状況に感慨を覚えるのです。

大袈裟かもですが「虎穴孤児」を感じざるを得ません。

もちろん今後フリーランスを目指すというわけではなく、今後も「あー転職なんてしなきゃよかった」と後悔することになる可能性だってあります。上記のYさんは介護士歴20年以上の超ベテランであり、私など足元にも及ばない立派な介護士さんです。あくまでもフリーランスとして働く「選択肢があった」という意味で思いがけないことだったというお話でした。


Sさんの愚痴から あなたは退職しろと言われている

先輩Sさんのストレス・愚痴

面倒見のよい先輩Sさん。普段の業務や介護の技術をとても親身に教えてくださり本当に有難い存在。年齢は聞いていませんが、たぶん40代。私よりは10歳以上若いようで介護職歴10年。そんなSさんが最近私に愚痴をこぼすようになりました。

パワハラ ストレス 愚痴

なんでも施設長がSさんにいろいろと「厳しいこと」を「厳しい口調で」言ってくるそうで、かなりストレスというか・・怒りのような感情を抱かれているようです。

時には「〇〇のことで前にも言ったけど覚えてないの?」とか、介助のことで「10年やっててそんなことも分からないの」とか・・やや嫌味が混ざる発言があったり、陰湿なパワハラ発言があるようです。

普段穏やかで優しく、利用者のお年寄りたちもSさんに接すると笑顔になる。。そんな人柄なのですが、施設長の話になると表情が急変して口調も厳しくなりり、私自身とても残念な気持ちになってしまいます。


あなたは退職しろと言われている

一方、施設長は別のスタッフや私に対しては全く「厳しい口調」などはなく、むしろ丁寧に接してくださります。入社してそろそろ5か月になりますが、施設長には頭が上がりません。


そんな施設長がSさんには全く違う態度を取っている・・

私は、即、ピンと来てしまいました。


Sさん。あなたは「退職しろ」と言われているのです。


なぜ分かるのか?


前職で私が同じ目に遭ったからです。

私は前職の業務歴は23年。もちろん私の力不足が大きな要因ですが、前職入社10年目頃に私が専門として所属していた部門が大幅に規模縮小。同僚は次々と退職して行きました。

私は未経験の他部門に異動することで会社に残りましたが、この時点でキャリアから外れたのだと思っています。その後は会社のいいように数年に一度、未経験の部署を転々とする明らかなリストラを繰り返され、異動先では決まって上司から冷たい言葉、冷たい態度を受ける毎日、最終的には心が折れて退職に追込まれました。


キャリア・役職からあぶれた社員の末路

離職率の高い介護職で「10年」の業務歴は最長レベルです。しかし、Sさんは役職に就いていません。施設長、副施設長のみならずサ責(サービス提供責任者)でもありません。ウチの施設には今、「サ責」が4人いますが、4人のうち2人は入社3年目の若い社員です。面倒見がよく、利用者様からも評判の良いSさんですが、組織上は単なる「一般職」です。私のような新人と「同じ仕事をしている」とみなされてしまいます。

要はSさんはキャリアから外れているのです。

キャリア 退職 リストラ パワハラ 役職

Sさんがどうしてそのような処遇を受けているのかは知る由もありませんが、年々上昇する基本給は高くなり、介護福祉士の資格手当が支給され、賞与も社内水準よりも高い金額となる。

でも「一般職」であるがために書類上はその辺の新人職員と同じレベルの仕事をしていることになってしまう。であれば、Sさんではなく別の基本給の安い若い新人を雇った方が会社としてはコスパがよい。だからSさんはもう必要ない。

こんな理屈です。

だからSさんは上司から酷い扱いを受けます。どんなに質の高い現場仕事をしても、どんなに利用者のお年寄りに好かれても、役職からあぶれた人間は組織内でそんな扱いを受けます。本当に残念です。本当にSさんが気の毒です。


功労者を退職させる会社の矛盾と憂鬱

ここまで話すと施設長はホントに悪い奴、嫌な奴ですが、恐らく施設長は私たちが会ったこともないような「施設長の上司」からSさんのような人に「冷たくあたるように」指示されているのでしょう。

職場 パワハラ 嫌な奴 ストレス

簡単に言えば「パワハラまがいの行為をされるSさんも気の毒」ですが「パワハラまがいの行為をしなくてはいけない施設長も気の毒」です。

でも、そうしなければコスパの悪い社員を抱え続け、最終的には会社が倒れます。

長く会社に貢献した功労者を退職に追込まざるを得ない会社の現実は本当に切ないものです。


【ご報告】ブログランキング1位となりました!

就職・転職活動部門の1位になりました!

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夏季休暇、年末年始などの長期休暇期間中は他のブログ様の更新が少なくなり、私どものような個人運営のランキングが上昇し易いという事情もあるかと思いますが、素直に1位は嬉しいものです。長く維持できるよう努めて参りますので今後ともよろしくお願いいたします。

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転職日記50代おとうさんの記録 運営管理 旅人より

入浴拒否する老人の対処法が分からない

やっと慣れて来た入浴介助担当

入浴介助担当シフトに入るようになって約2か月。やっとコツが掴めて来た感じで何とか時間内に対応できるようになって来ました。

入浴介助 浴室 拒否 暴言 暴力

単に「入浴介助担当」と言っても多数の業務内容にかなり戸惑いましたが、介護職はやっぱり「手を動かして経験してナンボ」の仕事であることを感じました。入浴担当の業務内容については下記リンク先の記事に書いています。

入浴介助の実際 風呂嫌いな利用者も多い

先輩方が言っていた「利用者様ごとに必要なことを最小限やる」の意味が徐々に理解できるようになり、ネックだった洗濯もかなり手早くできるようになりました。「時間内」に業務を行う事ができるようになって来たので、後は自身の業務の質を向上させて行ければと思っている今日この頃です。


強い入浴拒否をする認知症のT夫さん

さて、業務内容については少しずつコツを掴めてきたものの、入浴拒否するご老人の問題は未解決です。最近、認知症のT夫さんの入浴拒否が特に強く、入浴の説得に時間を要してしまいます。T夫さんさえいなければ本当に1日スムーズに入浴介助が進むのに・・と思ってしまう程です。
入浴 拒否 暴言 説得


ウチの職場では、大別すると利用者様の全般の介助(移動、食事、排泄等)を行う「フロア担当シフト」と入浴介助のみを集中して行う「入浴担当シフト」があります。「入浴担当シフト」は1日6人を入浴・・なのですが昼食時だけフロア担当と合流して1時間だけ食事介助をします。入浴介助は概ね1人1時間(入浴前の血圧測定や洗濯等も含みます)なので「入浴介助6時間+食事介助1時間、休憩1時間」で計8時間。何かトラブルで時間が長引けば残業するか自身の休憩時間を削るかです。


入浴拒否の説得時間は休憩時間を削る

そうです。T夫さんの入浴拒否にいちいち付き合っている時間は本来ないのですが。。。

入浴介助 入浴拒否 説得 休憩


昨日はT夫さんに3回介入し3回拒否さました。1回につきいちいち10分くらいの説得時間。。。結局、T夫さんの入浴は次の日に持ち越し。次の日の入浴担当に申し訳ないので一言お詫び。。。昨日ばかりでなく、こんなことが先週もあったのです!

救いなのは他のスタッフも同様なので、既にT夫さんの入浴拒否は施設全体での問題化しています。とあるスタッフは入浴を勧め過ぎてT夫さんに「殴るぞコノヤロー!!」と怒鳴られたとか・・でも、いつまでも「できない」は通用しないので何とかしなきゃ・・と思うことで結構メンタルがやられる・・。


承諾のスイッチがどこかにある!

しかし、認知症のT夫さん。「入浴承諾」のスイッチがどこかにあるようで、他の担当者の時には入浴している様子。しかし、入浴を成功させた担当者の方法を真似してもダメ。。。

入浴介助 拒否 憂鬱


あーどうすればT夫さんは入浴してくれるのだろう。あー本当にT夫さんの入浴日に入浴介助シフトになると憂鬱になります。

解決策を模索中です。

【ご報告】ブログランキング2位となりました!

就職・転職活動部門の2位になりました!

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介護職は常に空席あり 施設長との面談から

もう退職? 施設長と急なミニ面談

昨日の業務後、施設長に呼ばれて個別面談をしました。ここ1、2か月、人手不足の中で仕事をしなければならない状況や、私自身、転職後の4か月で体重が6㎏減り、見た目にも瘦せたことがはっきりと分かる感じを心配してくださったようです。

施設長 面談 退職

職場や利用者様との人間関係におけるストレスや体力的な部分、職場で話し易いスタッフや逆に話し難いスタッフ等々いろいろ尋ねられましたが、驚いたのは「退職を考えているか」という質問でした。

私の感覚としては「まだ入社したばかり」なので「到底退職なんて考えていません」とお伝えしたところ、施設長はとても安堵され「いやぁー良かった」と仰りました。


50代、60代 介護職の退職理由

施設長の予想外の喜びようが腑に落ちず「私、辞めたそうな顔してましたか?」と尋ねると、「いや、そうではなくて、50代、60代で入社してくる人は、下記のような理由で辞めてしまうことが多い」とのお話でした。

退職 介護職 50代 60代

■身体(主に腰)を痛めてしまう

■年下のスタッフからの指導に耐えられない

未経験から介護職に転職して4か月になりますが、いずれの理由も合点がいきました。身体の面では、毎日ストレッチを欠かせませんし、メンタルな面では「年下」ばかりでなく「年上のオバチャンスタッフ」も多く、そちらから強く言われることも度々です。こちらは「言われるまま」が基本ですが、理不尽を感じた時には抵抗してストレスを溜め込まないようにしています。

詳細はこちらに書きました。

介護業界だけではない 職場での敵と味方の見分け方

入社してもう4か月・・まだ4か月。私だって今後いつ身体が動かなくなるか、いつ精神が壊れるか分かりません。いつ施設長の言った「辞めてしまう50代、60代」の仲間入りする可能性はゼロではないのです。

最近は「介護職は離職率が高い」という一般論は現実であることを実感しています。


介護職はやる気があればチャレンジできる

ただ、これは裏を返すと「介護職は常に空席がある」と解釈することもできます。「やる気さえあれば未経験からでも、何歳からでもチャレンジできる」ということです。

介護職 就職 転職 チャレンジ 空席

精神面、身体面そして収入面など心配事を挙げればキリがありません。また、仕事に対する「やりがい」「向き不向き」「好き嫌い」がありますから、空きがあればどんな仕事でもいいというわけではありませんが、とにかく「空席がある」「チャンスがある」ということは、昨今の就職・転職事情において何より重要なポイントです。採用の年齢条件に適わないことの多い50代、60代であればなおさらです。

少しでも介護の仕事に興味があるのであれば、今の時代、介護職は就職・転職の候補として有力であると感じた施設長とのミニ面談でした。


キャリアを捨てる覚悟 モチベーションが倒壊した日

ちょうど1年前に自分が感染症を発症

最近、昨今の感染症が流行りだしているとのこと、ウチの職場でも職員がふたり感染・発症して休暇中。シフトの組み換えなどで職場は大騒ぎ。加えて利用者様に感染しないよう厳重に警戒しています。

感染症 体調不良 発熱

こればかりは仕方ないことなので、手洗い・うがい・体力維持などしっかり行っていくしかないかなぁ・・なんて思っています。

そんな中で、ふと思い立ったことがありました。

たまたまなのですが、昨年の全く同時期に私自身が感染・発症しました!

まだ、前職在職中のことです。


今の仕事では自分は幸せになれない

忘れもしない昨年の7月末日体調不良に気付き、市販の風邪薬を飲んだのですがほとんど効かず、喉と頭の痛み、鼻水が止まらず、38度程度の発熱。。

ストレス 人生 仕事 転職

休暇の日の医者に行ったところ感染・発症が判明、次の日から5日間休暇となり、仕事はすべて別のスタッフに代わってもらうことになりました。

何もせず回復に専念。いろいろな事を考えてしまう数日を過ごしました。心に余裕ができたというか、考えないようにしていたことを考えてしまったというか、目をそらしていた事実に目を向けたというか・・。会社(前職)における自分の立場、仕事の現状、やりがい等々・・。「生活を支えるために収入を確保する」という部分はひとまず置き、土台となる「自分」を見つめ直した時に、答えが出たのです。

今の職場、今の仕事では自分は幸せになれない。


キャリアを捨てる覚悟がなかった

前職の会社には23年勤務しましたが、「望まない異動」によって自身が望んだ仕事から離れて10年。家庭を支えるためにと「与えられた仕事」にモチベーションを見出して「無理に」仕事をしてきた10年。今考えれば何より積み上げて来たキャリアを捨てる覚悟ができていなかったのでしょう。

モチベーション キャリア 覚悟

「考えないようにしてきた事実」「目をそらしていた事実」・・それは「自身のやりがい」でした。23年のキャリアも、家庭を支えるための収入も、土台になるのは「仕事のやりがい」。これを失って10年辛抱してきましたが、すべてが倒壊しました。何かが崩れるように、何かが破裂するように。。自ら変えなければ本当にダメになってしまう・・そんな恐怖を感じ始めました。


二重の虹 転職への入口の予兆か

そして、感染症が回復した後は、もはや復旧不能なモチベーションに苦しみながら出勤。9月初旬に異動願を提出。異動が難しいと察した10月に退職願を提出。新しい生き方への道がここから始まりました。

ちなみに、回復後の8月のある日、自宅上空で見たこともないきれいな「虹」がかかりました。しかも二重の虹。今考えれば何かの予感、予兆だったのかも知れません。

虹 予感 予兆 転職 入口

50代で未経験の介護職への転職。もちろん収入は減りましたが、前職よりは定年が5年遅いため、65歳までの総収入は前職と変わらない見込み。一時的には貯金や退職金に頼る生活になっていますが、あれから1年。今は転職して良かったと思っています。

まぁ先の事は分かりません。

65歳までの10年。本当によかったと思えるか、それとも地獄に落ちるか。。今は前者になれるよう、全力で頑張る・・そんな風にモチベーションが回復できただけでも幸せなのかも知れません。

服薬介助 厳重な確認手順の上に成り立つ業務

服薬介助は前準備から始まる

最近、服薬介助を行うようになりました。毎食後に利用者様に薬を飲んでいただく仕事です。簡単に言えば「ただ、薬を飲ませるだけ」です。

服薬介助 配薬 厳重 確認

しかし、しかし、しかぁーし・・・

服薬介助は決して「簡単」ではありません。厳重な「前準備」と「確認手順」の上に成り立っています。理由はお察しかも知れませんがが、正しく服用しなければ利用者様の命に直接関わるからです。

服薬介助を始めましたが、今のところ私が許されているのは服薬方法の易しい6人ほどで、全員を担当できるようになるにはまだまだ時間を要するようです。

まずは利用者様全員の名前をフルネームで漢字で覚えます。入社3か月を目途に「確認テスト」が行われます。全員の名前を覚えたところで、各利用者様のそれぞれの服薬方法を実際に服薬するところを見ながら説明を受けます。「名前確認テスト」と「服薬方法説明」を受けて「前準備」がすべて終了です。


多くの手順を踏む 間違えは絶対NG

実際の服薬では下記のような多くの手順を踏みます。服薬介助がいかに厳重に行われているかが分かります。そして、万が一服用を間違える「誤薬」が発生した場合は、しかるべき場所に即時報告の措置が取られます。

誤薬 配薬介助 即時報告

■担当者は薬包(やくほう)に記載されている利用者名と

 服薬タイミング(朝食前、昼食後など)をセルフチェック

■別スタッフに声掛けしてWチェックを依頼

■別スタッフの見守りを受け担当者が該当の利用者様の隣に座る

■担当者は利用者様の前で小カップ(薬盃)に薬を入れた後にスプーンに乗せる

■服薬実施

■担当者は利用者様の喉元を注視して飲み込んだかどうかを確認

■利用者様に大きく口を開けていただき口の中に薬が残っていないことを確認

■担当者が薬包が空であることをセルフチェック

■別スタッフが薬包が川であることをWチェック

■担当者、Wチェック者はチェックリストに「確認済」の旨サインをする


介護職は立派な技術職

服薬介助は「食後薬」が多いので、基本的に食事介助後に行うことが多いですが、「1対1」で食事介助を行うことは少なく、「1対2」で食事介助を行う場合などは、一方の食事介助を一旦止めて、もう一方の服薬介助を行う・・なんて事もあります。本当に神経を使います。

介護職 技術職 給料

「ただ、薬を飲ませるだけ」ですが、そこに「絶対に間違えてはいけない」という条件が付けば、これは決して「簡単な仕事」ではなく立派な「技術職」です。服薬介助を行っていると、給料はもう少し高くなってもいいのではと感じます。

介護施設の現実 失禁したまま座っている老人

便失禁したまま食堂で待たされたT子さん

先日、入居者のT子さんを食堂から自室に車椅子で誘導した時のこと。T子さんを食堂の椅子から車椅子に移乗した時、やや便臭を感じました。

排泄介助 オムツ ウンチ 便失禁 排便

よくあることなので特に気にせずT子さんを自室にお連れし、そのまま自室内のトイレに直行。排泄介助を行いましたが、そのあたりから便臭がかなり強いことに気付きました。

トイレ内でT子さんのズボンを降ろし、オムツを確認すると、オムツの外からでも分かるほどの便が出ており、お尻いっぱいに広がっていました。やや緩い便でオムツを降ろすと便が床に垂れ落ちる状況。便座に座れば便座に便が付いてしまい、トイレ内が便だらけの状況となってしまいました。

T子さんは便失禁したまま長時間食堂で座らされていたのです。


ひたすらお詫びしながらの排泄介助

未経験から介護職に転職してはや4か月。このような状況にも耐性ができ始めており、便の始末は淡々と進められたのですが、T子さんへの申し訳なさが込み上げて来て「ごめんなさい。申し訳ありません。」と何度もお詫びしながら作業しました。

排泄介助 謝罪 お詫び

盲目で中程度の認知症であるT子さん。いつも食事が終わると「早くお部屋に戻してください!」とスタッフを連呼しているにも関わらず、いつも部屋への誘導は後回し。なので日常茶飯事的にT子さんの「連呼」は食事時間後半には発生します。何度も何度も、いつまでもいつまでも。。当然、スタッフには小なりともストレスになりますが、勝手に立ち上がったりする危険のないT子さんはいつも部屋戻し誘導が後回しになってしまいます。

ただ、この日は特に全体的に部屋戻し誘導の対応が遅れ、13時に食事が終わったT子さんを部屋に戻すことができたのは16時。便意に耐え、3時間待たされ、結局「漏らしてしまった」T子さん。。「オムツあてているから・・」とは言っても、ご本人の気持ちを思うと居た堪れない気持ちになってしまいました。


部屋戻し誘導の所要時間は約2時間

食後の「部屋戻し誘導」は特に順番が決まっているわけではありません。大原則は「食べ終わった順に戻す」なのですが、ホームの入居者が40人。食堂で食事をする方が約30人。その中で自立歩行できない方が25人。これを2~3人のスタッフで誘導対応します。入居者様はどうしても「待たされる」状況になってしまいます。

介護施設 誘導 食事

また、「部屋戻し誘導」は単に入居者様を自室に送るだけでなく、自室に戻ったら「口腔介助」と「排泄介助」をします。大量に排便などがあれば、それ相応の時間を要しますから、実際に食堂に来た入居者様たちを全員部屋に戻すまでに2時間ほど要してしまうことは日常茶飯事です。

・・とまぁこれはスタッフ側の「言い訳」であって、実際に待たされる入居者の皆様はたまったものではないと思います。

この現実、このままで本当にいいのか、入社4か月目にして感じた疑問でした。

私の謝罪の発言を黙って聞かれていたT子さん。何を思われていたのでしょうか。それとも何も思われていなかったのでしょうか。本当にT子さんに申し訳ないと思った出来事でした。

当然、この日以降、T子さんを早めにご誘導するようにしたことは言うまでもありません。