服薬介助は前準備から始まる
最近、服薬介助を行うようになりました。毎食後に利用者様に薬を飲んでいただく仕事です。簡単に言えば「ただ、薬を飲ませるだけ」です。
しかし、しかし、しかぁーし・・・
服薬介助は決して「簡単」ではありません。厳重な「前準備」と「確認手順」の上に成り立っています。理由はお察しかも知れませんがが、正しく服用しなければ利用者様の命に直接関わるからです。
服薬介助を始めましたが、今のところ私が許されているのは服薬方法の易しい6人ほどで、全員を担当できるようになるにはまだまだ時間を要するようです。
まずは利用者様全員の名前をフルネームで漢字で覚えます。入社3か月を目途に「確認テスト」が行われます。全員の名前を覚えたところで、各利用者様のそれぞれの服薬方法を実際に服薬するところを見ながら説明を受けます。「名前確認テスト」と「服薬方法説明」を受けて「前準備」がすべて終了です。
多くの手順を踏む 間違えは絶対NG
実際の服薬では下記のような多くの手順を踏みます。服薬介助がいかに厳重に行われているかが分かります。そして、万が一服用を間違える「誤薬」が発生した場合は、しかるべき場所に即時報告の措置が取られます。
■担当者は薬包(やくほう)に記載されている利用者名と
服薬タイミング(朝食前、昼食後など)をセルフチェック
■別スタッフに声掛けしてWチェックを依頼
■別スタッフの見守りを受け担当者が該当の利用者様の隣に座る
■担当者は利用者様の前で小カップ(薬盃)に薬を入れた後にスプーンに乗せる
■服薬実施
■担当者は利用者様の喉元を注視して飲み込んだかどうかを確認
■利用者様に大きく口を開けていただき口の中に薬が残っていないことを確認
■担当者が薬包が空であることをセルフチェック
■別スタッフが薬包が川であることをWチェック
■担当者、Wチェック者はチェックリストに「確認済」の旨サインをする
介護職は立派な技術職
服薬介助は「食後薬」が多いので、基本的に食事介助後に行うことが多いですが、「1対1」で食事介助を行うことは少なく、「1対2」で食事介助を行う場合などは、一方の食事介助を一旦止めて、もう一方の服薬介助を行う・・なんて事もあります。本当に神経を使います。
「ただ、薬を飲ませるだけ」ですが、そこに「絶対に間違えてはいけない」という条件が付けば、これは決して「簡単な仕事」ではなく立派な「技術職」です。服薬介助を行っていると、給料はもう少し高くなってもいいのではと感じます。



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