結婚、仕事、子育て、介護の4本立て
既に最終出勤は終え、有休消化に入って3週間。介護職転職に備え初任者研修の勉強、職場体験、就職説明会参加、業界研究、体力トレーニング等々、油断なく準備活動を行っている日々でしたが、今日は正式な退職日当日です。
いつも通りのルーティンを行う予定でしたが、どうも朝からやる気が出ませんでした。会社を辞めることに後悔はないけれども、どうやら感慨が込み上げてきたようです。
今の仕事に従事して23年。まぁ仕方ないのかな。。今日だけは感慨に浸ることにしました。
前職に5年勤務した後、今の会社に入りました。その後、結婚、出産、父、母、祖母の他界等々。私の母においては十数年に渡り介護した後に5年前に他界。結婚-仕事-子育て-介護の4本立ての中身の濃い23年でした。
耐えて我慢して凌いで生きた15年
仕事においては前職からスキルアップ、収入も少しアップ、意気揚々、やる気満々、先には希望しか見えないような転職でした。
しかし、そんな「希望」も長くは続かず、この23年は「地獄」とは言い過ぎなんでしょうかねぇ。「いい事を思い出せ」と言われても出てこない。少し考えても出てこない。「耐えて我慢して凌いで生きて来た23年」と言っても過言ではないような気がします。
私が希望して配属された部署が8年で解散。以降15年は社内で「畑違い」の仕事を転々としました。それでも結構頑張った方かな・・なんて思います。6回目の「異動」で力尽きてしまい、最後の配属先は1年しか持ちませんでした。
精神を病み、半病人のような状況で勤務してました。現在54歳。50歳を過ぎたころから会社での扱いが雑になり、リストラと思えるような異動、パワハラと思えるような職場での扱い。あーこんな会社なんだと察し、おかげで会社には全く未練はありません。
23年間の感慨が込み上げてきた
でも23年勤務した会社です。朝起きて「今日が最後」と思ったところで、やはり感慨が込み上げて来ました。朝食後、最後の職場巡りをしようと思って家を出ました。誰にも会わず、一人で会社の建物周りを散歩しようと外出したのですが、最寄り駅まで歩くこと30分。改札前で思いとどまり帰宅してしまいました。
あー何やってんだろうか。。まぁ、6回の異動で東京と神奈川の営業所を行ったり来たり。思い出巡りにふたつの営業所を回るのはいかかさ大変なように思ってしまったんです。この迷いは今までの23年を象徴するような気がしました。
23年前、意気揚々と転職した私でしたが、心の底では別の野心を持っていました。正直な話、新しい職場は自身の野心を達成するための「腰掛け」に過ぎませんでした。当然、そんなことでは仕事に本腰が入りません。6回の異動はヒドイ話だとは思いますが、一方で、そんな「腰掛け」という考えが私の心のどこかで仕事や周囲との信頼関係に悪影響を及ぼしていた可能性は十分にあります。「いい事を思い出せと言われても出てこない」ことの根本は私自身に原因があったのかも知れません。
家族のために安定収入をと思った15年
結局、「野心」も「希望」も失い、いつしか「畑違いの仕事」を「我慢してやる人間」に成り下がっていました。よく15年やったモンです。間違っても「家族のため」「安定収入のため」なんて言う資格はありませんが、事実、そんなスタンスで15年生きて来てしまいました。
これから、私にとっては第3の会社生活が始まります。介護職として働く予定です。元々IT技術職に就いていた私にとっては、介護職も「畑違い」かも知れませんが、十数年来母親の介護をした経験から、もし今の会社を辞めるような時が来たら、選択肢のひとつに介護職は考えていました。
「介護を必要とする方々の力になりたい」はもちろんですが、自身の経験から「介護を必要とする方のご家族の力になりたい」という気持ちも強いです。
何より今の会社では6回の異動、6回の職種替え、「1からの出直し」を6回やりました。IT技術職、広報、総務事務、設備、営業・・オレって何なんだ?会社にいいように使われてないか?最後の3年は常に疑心暗鬼になっていた日々でした。
多少収入が下がっても65歳までの10年で一貫した職種を続けられるのではないか・・そんな気持ちが根本にあり再転職に介護職を選びました。
会社において「負ける」ということを悟る
今の会社では良くも悪くも「副次的に」いろいろ学ぶことができました。
イヤと言うほどにいろいろと・・
会社において「負ける」ということが何を意味するか・・なんてことも悟った気がします。
そして「腰掛け」というところで自分自身の「仕事」に対する考え方もズレていた部分があったかと反省もあり、今後の10年に活かすべき事はたくさんあると思っています。ちょっと「会社」を「世の中」を舐め過ぎていました。
勝ち負けを論じるのは適切ではないかも知れません。でも5年後に「こんなに落ちぶれたのは、あの会社のせいだ」と思ったら私の負け、「こんなに充実できたのは、あの会社のおかげ」と思えたら私の勝ちなのでしょう。
介護職への転職は「吉と出るか凶と出るか」「新しい自分への有意義な転機」なのか「破滅の始まり」なのか分かりません。でも、今はやる気に満ちています。
2025年1月31日 退職日当日





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