前職の収入超え 小さな安心を実感した日

はっきり見えて来た転職後の収入

このブログでも何度か触れていますが、転職して半年が経過しました。そして、先日、6回目の給与明細を貰いました。

収入 憶測 転職

もちろん、収入に関しては入社前に十分な説明を受け、自身でもしっかり吟味しているのですが、夜勤手当や残業手当など実際に現場に入ってみないと、分からない部分もあったので、実際の収入がどのくらいになるのかは憶測の域を超えませんでした。

その辺りがここ数ヵ月の勤務状況から明確になり、今の職場で勤務すると年間で概ねどのくらいの収入になるのかがはっきりと見えてきたのです。

そして、入社前に想定していた収入の状況が、実際とほとんど変わりないことが分かり、当初予定していた通り65歳までのトータル収入では前職を上回れることが分かりました。


家族を支える身での転職 最小限の必須事項

現状、前職より収入は下がっているのですがトータル収入は上がる・・。カラクリは定年退職の時期です。

試算 65歳定年 収入 年収

前職は60歳定年。現職は65歳定年です。前職は60歳~65歳までは「再雇用」となり、収入は半減します。この5年間で前職と現職の収入差が逆転するためトータル的には現職の方が収入増となる・・というわけです。

今の収入は・・いわゆる低賃金と言われている介護職のそれとほとんど代わらないでしょう。なんとも低いレベルでの試算ですが、家族を支える身で転職する上での必須事項を何とか達成できる見込みとなった・・夜中に・・ひとりで・・給与明細を見ながら・・小さな小さな安心を感じることができました。


「やりがい」という部分の大きな変化

「やりがい」という面では「大きな」変化となりました。

かつて社会人としての主軸を「IT職」としていた私ですが、前職ではIT職を追われ、広報、総務、最後は関連会社の営業と・・専門外の職を転々とする数年。自身の意思に反して、主軸を失い、会社の都合のいいように社内転職を繰り返し「自分がない」状況を何年も続けていた頃が遠い昔のようです。

やりがい IT職 介護職 未来

もちろん、今、すべてが順調というわけではありません。ストレスもあり、介護職は現業ですので身体も酷使します。転職直後から体重が6キロも減りました。でも、前職では失ってしまった「未来」があります。そして収入も増える見込み・・。

主軸を「介護職」に切り替え、身を切って転職して本当に良かったと思う今日この頃です。


主任KAの怒声 新人潰し職員とは最小限の付合いに

救いようのない怒声を浴びる最悪のストレス 

先日、主任のKAから「救いようのない怒声」を浴びました。これ以上の苦痛、これ以上のストレスはありません。

怒声 怒号 新人 主任

KAは介護職10数年のベテランです。恐らく年齢は20歳近く下。でも、この半年間、後輩というか部下として接してきました。悪い人ではないようでしたが「仕事が強引」「指示がわかり難い」「上から口調が過ぎる」という事が度々あり、職場に5人いる主任の中では一番印象の悪い人でした。

その怒声は私がダイニングである車椅子の入居者Tさんを部屋にお連れしようとした時に起こりました。KAの意図する入居者さんとは違う人を私がお連れしようとしたためです。


怒声が放たれた一部始終 なぜ?

ウチの職場ではスタッフ全員がインカムを装着していますが、怒声を浴びる数分前にインカムでこんなやりとりがありました。

インカム 怒声 主任

KAより私に 「次、Tさん対応して。」

別スタッフNさんから 「Tさんもう大丈夫です。」

Nさんからの連絡を聞いた私は、Tさん以外の入居者さんに対応としました。


そこで怒声。


「Tさん!!!!!!!!」


私が「Tさんもう大丈夫と連絡入りましたが・・」と恐る恐る反応すると、Nさんより「Tさんの対応者が決まった(私に)ことを全体に連絡したんです」との返事。

まぁ、よくあるインカムでの勘違い事故です。私はすぐにTさんの対応に入りました。きちんと冷静に説明してくれたNさんには何の疑問も怒りもありません。でも、KAは別です。上記のやり取りでダイニング中に響き渡るような、近くにいたスタッフや入居者様たちにはっきり聞こえるような怒声を放つ必要がどこにあったのでしょうか?


新人潰し職員 無理に付き合わない

入社十数年の主任クラス。新人育成をしなければならない立ち位置であることは理解できますが、KAのような人物は「新人潰し」を繰り返します。「育成・指導」の意識が強いにも関わらず、自身のコミュニケーション能力が足りていないからです。新人に不要なストレスを与え、潰して行く・・でもそれに決して気付かない。

新人潰し 主任 下策 最小限

この出来事以来、私はKAとは「最小限の付き合い」のみに留めています。業務上の指示だけに従順に従うだけ、それ以外は接点を持たない。自分を守るため、余計なストレスを排除するためです。もちろん一切態度には出していませんが、人間ですから・・KAも何かを察しているのか、最近は不要に私に声を掛けてこなくなりました。

職場において人間関係に制約を設けることは下策ですが、KAのような人物と「無理に付き合って精神をすり減らす」必要はありません。でも、現実的に「先輩・上司」である以上、表に出して反抗することは「もっと下策」です。なので当面は「最小限の付き合い」に留めていくつもりです。


なぜなら、感情的に言えば、あの怒声は・・


心から納得できず、心から腹立たしかったたからです。


残念だけど仕方なし メリットと付合う大人の関係

前職時代の仲間のそっけない返事

転職してはや6ヶ月が経過しました。もちろん介護職としての経験も技術も「初歩」ですが、良くも悪くも職場には定着してきたように思えるようになって来ました。

少し気持ちにゆとりも出て来たのか、久しぶりに前職時代に関係の深かった仲間数名に連絡を取ってみました。その中にKさんがいました。

職場 異動 仲間

Kさんは私が前職で最初に「他職種異動」になった時に異動先に所属していた人で、いろいろと一から仕事を親切に教えてくれました。年齢はほぼ同じ、後から分かったのですが、私と同じ中途採用組で、会社の入社年度は同じの同期生でした。

そんなこともあり、意気投合も早く仕事帰りに飲みに行くことも何度かありました。

なので、今回もきっと会社の愚痴など言いながら思い出話に花が咲き楽しい時間を過ごせる。そんな期待をしながら、Kさんにメールを送り、久しぶりに飲もう・・と誘いました。


でも、帰って来た返事は、実にそっけないものでした。


自分で行動しない すべて受け身のKさん

日時は?、場所は?、他に誰を誘う?・・Kさんはいろいろ私に聞いては来ますが、決して自分で動こうとしない。言うだけ言って行動はすべて私任せ。会話のキャッチボールがいまいち成立せず、こちらも、話しながら徐々につまらない気持ちになりました。

飲み会 異動 仲間

以前はそんなことありませんでした。「ちょっと飲もうか?」と誘えば「〇日と〇日。18時からなら大丈夫」「じゃあオレ(Kさん)が場所押さえるよ」「じゃあ私が△さんも誘ってみるね」ってな感じでそれぞれが動き、自然に作業分担して、楽しく飲み会が実現できていました。

飲み会の誘いは承諾しているものの、明らかに気が進んでいない様子のKさん。どうしたんだろう・・と思いながら、以前から薄々気になっていた考えが急にリアルに感じられるようになりました。


メリットと付合う大人の関係

Kさんと知り合ったのは40代前半。既に大人になってから、職場の知り合いとしての出会いでしたが、いろいろと丁寧に教えてくれ、飲み行けば職場の愚痴などを言い合い、聞き合った仲でした、職場の人としてだけでなく、仲間としての繋がりも感じていましたが、それは私だけだったようです。

仲間 メリット 大人

前職の会社を退職して半年。Kさんにとって私は「会社内での繋がり」ではなくなりました。Kさんの会社生活において、私は何も「メリット」を持たなくなったのです。


Kさんは「私」ではなく「私と繋がることのメリット」と付き合っていたのですね。


あーそうなのか。やっぱりそうだったのか。。


Kさんに友人的な感覚を持っていた私でした。だからこそ転職後、会社を離れてからも連絡を取ったのですが・・やっぱり「大人の関係」だったかな・・と実感してしまいました。少し残念な気持ちにはなりましたが、ひどく落ち込むこともありませんでした。私も「もう大人」だったようです。


Kさんに恨みなし ありがとうとさようなら

もちろん、Kさんを恨むようなことはありません。「職場の人」として前職時代には大いにお世話になりましたから。

別れ さようなら 感謝 恨み

そして、今回の飲み会は「日程が合わないため、見送りしよう」となりました。

そして、今後、私から連絡することはないでしょう。

出世なんて興味ない 退職目前50代男性のネット記事から

自分にも覚えがある 出世に対する嫌悪感

先日「俺は出世なんて興味ない 万年ヒラを貫いた50代男の…」というネット記事に目を引かれました。給料が多少低くても余計な責任やストレスに悩まされない会社生活を選び、それなりに人生を謳歌できたが、昇進して行った同期の社員と比較して老後に受け取れる年金額があまりにも少なくて愕然とし…後悔しているという内容でした。

出世 昇進 年金 同期

「出世なんて興味ない」…この言葉、本当に複雑です。。


若かりし頃はそう思います。私もそうでした。


出世や昇進はありきたり 自分らしい生き方を

出世や昇進を目指すことはありきたりな生き方と捉え、自分らしい生き方を選びたい。「漠然」とそんなふうに思いながら5年、10年と時は過ぎて行きます。会社や組織に従順で懸命に仕事をする人を心の中のどこかで「ありきたりな人生を選んだつまらない人」と揶揄したりしてきました。

出世 昇進 課長

「出世なんて興味ない」は個人の自由ですが、問題は「では、何に興味があるか」「将来的にどうなりたいか」を真剣に考えているかどうかです。自分らしい将来を「漠然」という言葉の下に蓋をして真剣に考えない。「今を充実して楽しく暮らせればいい」を30年積み重ねた結果が上記記事の男性の末路です。


そして、このことは私自身にも完全にあてはまることです。


勝ち組と万年ヒラの現実 どっちが幸せ?

遡ること25年前、私が前の会社に就職した時、16人の同期社員がいましたが、今、会社に残っているのは3人だけです。そのうち2人は別の事業所に異動して「万年ヒラ」をしており、残る1人のU太は昇進して課長職をしています。

出世 昇進 万年ヒラ 課長 幸せ

でも、本当に素直に率直に言って、U太が幸せな会社生活をしているとは到底思えません。長大なサービス残業。疲れ切った表情で夜遅くまでデスクに向かいメールを読む。他のスタッフからU太に対する愚痴を聞いたことも何度もあります。

表向きは「勝ち組」で、私よりも収入も多く、年金も多く貰えるのでしょうが、私がU太の立場になりたいかと聞かれたら「NO」と答えます。

でも、今の私は介護職に転職して最低給。20歳以上年下の上司に頭を下げる生活です。自分で選んだ事とはいえ、経済的にはギリギリ…というか貯金を切り崩す生活です。これが「万年ヒラ」を貫いた結果です。

ただ、今の私は「休日前日の仕事後」に心から安らぎを感じられます。「明日は休みだー」と思うと心から気持ちが軽くなります。ストレスはゼロではありませんが、余計な責任、余計なストレスのない生活。転職前は「休みの日は仕事を持ち帰ってほとんど仕事」でしたが、今はそのようなことはほとんどありません。もしかしたらこれだけでも幸せなのかも知れません。


では自分はどうする 転職先の先輩たちを見て

今は転職して介護の会社に勤務していますが、年下の先輩スタッフを見て思うことがあります。「仕事をバリバリにこなし、上司、先輩たちのウケはいいが、後輩との付き合いがほとんどできない転職1年半のM子」「与えられた仕事はしっかりこなすが、自ら進んで仕事はしない。上司や先輩たちからはキツくあたられるが後輩たちの面倒見が抜群によい10年目社員のS雄さん」。本当に様々です。

転職 退職 出世 昇進 今後

M子は早く昇進するでしょう。でも、昇進後、部下、後輩と人間関係を築けずに退職して行くでしょう。

S雄さんは昇進は難しいでしょう。上司、先輩の強いストレスから精神を病んで退職して行くでしょう。ただし、もし昇進したら、部下・後輩たちに大いに支えられ、さらなる昇進も夢ではないでしょう。でも、よほどご自身の意識改革をしないと昇進の可能性は、ほぼゼロでしょう。

会社に「勝ち組」として生き残るにはS雄さんとM子それぞれの良い部分を兼ね備えている必要があり、これは並大抵の努力と能力、そしてストレスに打ち勝つ意気込みがないと実現することは難しいです。中途半端な気持ちで会社に居座ろうとすれば、精神を病んで自滅してしまいます。

では、私自身はどうするか?

65歳まで…今の時代もしかしたら70歳まで仕事をするとしてあと15年。「漠然と」ではなく「具体的に」何が幸せな人生かを考える今日この頃です。


エンゼルケアと介護職の宿命 K子さんのご逝去

介助機会が多かったK子さんのご逝去

先日、入居者のK子さんがご逝去されました。93歳でした。

認知症がかなり進行しており、はっきりしたコミュニケーションは難しかったのですが、とてもお話し好きで、体調の良い時は(独り言のような形で)いろいろな事をお話しされていた方でした。

介護職 空虚感 宿命 逝去 看取り

介護職に転職して半年。K子さんは介助させていただく機会が多く、食事・入浴・排泄等々、すべての生活のお世話をさせていただきました。

施設ではご逝去されることを「お看取り」という言い方をします。長い間その方の介護を続けて行けば、最終的に行きつく先はお看取り。これは介護職の宿命なのですかねぇ。。

ご逝去の連絡を聞いた時には、何とも言えない空虚感を覚えました。


エンゼルケア 最後のお手伝い

エンゼルケアは施設長を始め、それぞれ施設内で最も経験値の高い看護職員、介護職員の方々で行われます。私のような新人は基本的に呼ばれないのですが、K子さんのケア機会が多かったこと、現場を経験するなどの目的で、私も呼んでいただきました。

逝去 看取り エンゼルケア

いつもはコンコンとドアをノックして「K子さぁ~ん。お昼御飯ですよぉ~。」と言いながら入っていく部屋の入口も、なんだか別世界のトンネルのようでした。

でも、トンネルの先にはいつものK子さんがベッドに横たわっていました。他のスタッフも言ってましたが、本当にいつものように声掛けしたら返事をしてくださりそうな感じでした。

エンゼルケア粛々と進められ、保清、整容、エンゼルメイク(死化粧)等々。施設長を始め、熟練した先輩職員の皆様は良くも悪くも手慣れた感じでした。私自身はK子さんの足の保清や、お部屋全体の片付けをさせていただきました。


介護職の宿命か K子さんとのお別れ

少し意外だったのは、スタッフ皆様の雰囲気です。厳粛さは保ちながらではありますが、比較的明るい雰囲気でケアは進められていました。まぁこの辺りは、各施設や職員の考え方にも寄るのですかねぇ。

エンゼルケア お別れ 宿命 介護職

K子さんのご遺体はその日の夜に葬祭場に移送され、それがK子さんとの最後のお別れとなりました。

介護職への転職間もなくから介助に携わらせていただき、食事介助、入浴介助、排泄介助等々、様々介護に関する様々な事を勉強、実践させていただいたK子さんのご冥福を心からお祈りいたします。


入浴を拒否するTさん 介助困難な入居者様への憂鬱

昨日、とある男性入居者様のTさんの入浴介助をしました。

結論から書きますと「入浴は断念」「清拭のみ実行」となりました。しかし、清拭だけでも大変な抵抗に遭い、7、8発頭を殴られながらの清拭となりました。

様々な介助におけるごく稀な事例ですが、日常的に存在する介助拒否の実体験を記録しておきたいと思います。


入浴を拒否する入居者様の現実

私が介護職に転職してから約半年。入浴介助の担当シフトに入るようになってから約4ヶ月。Tさんの入浴拒否は大きな悩みでした。

入浴介助 拒否 暴言 暴力

他のスタッフも同様で「どうしたらTさんに気持ちよく入浴していただけるか」は大きな課題となっており、いまだに未解決です。

ちなみに、ご家族はほぼノータッチ。入浴拒否のご相談はしていますが、協力を得ることは難しく、むしろご家族も同様のお悩みをお持ちのようです。


入浴OKのスイッチがどこにあるのか

Tさんの認知症は比較的強いのですが、足腰はしっかりされており、徘徊も問題になっています。普段はとても穏やかで、エレベーターの出入りなどの際に「どうぞ」と先を譲ってくださる紳士であり、その場にいると度量の深さを感じるオーラを感じるお方です。

入浴拒否 着替え拒否 スイッチ

しかし、入浴、着替えなどを強く拒否されます。どうやら「服を脱ぐ」ことに強い拒否感があるようですが、これを解決する方策が見つかりません。

そして、極めて稀にスムーズに入浴してくださるケースがあるのですが、その「入浴OK」のスイッチが何なのかが分かりません。私を含め「入浴OK」だった時の状況は下記のとおりです。

 ■「新しい服を購入したので試し着しましょう」と伝えて誘い出す

 ■「奥様が入浴してと言ってますよ」と伝えて誘い出す

 ■少し雑談をしてから誘い出す

 ■昔話(Tさんが海外赴任していた時)をしながら誘い出す

 ■その他


入浴繰越は他のスタッフに影響

入浴は週2回、利用者様によっては週3回となっており、予定の日時に何らかの理由で入浴できなかった場合は次の日の繰越になります。無論、Tさんは何度となく「繰越」となっています。

一応、スタッフ間では「Tさんだけは仕方ない」という空気になってはいますが、次の日の入浴介助担当が他のスタッフだったりすると、結構申し訳ない気持ちになります。

入浴 拒否 繰越

昨日は私が入浴担当シフトでした。入浴担当は1日6人の入浴のお手伝いをします。Tさんもそのひとりでした。

Tさんの入浴順は午前の1番。10時頃にお声がけします。通常は「入浴のお時間なのでお迎えに来ました」と入居者様にお伝えするのですが、Tさんは違います。「入浴」「お風呂」などと伝えれば即刻拒否です!

なので、上記の「入浴OK」だった時の前例を参考にお声がけして、まずは脱衣所までお連れするのが第一の関門です。


入浴拒否されること1日3回

結局、1回目は失敗。脱衣所までお連れできたものの、脱衣拒否。どうしても服を脱いでくださらず断念。「時間を置けばお気持ちが変わるかも知れない」という考えの元に、この時点では「入浴繰越」ではなく「当日後回し」となります。

入浴介助 入浴拒否 説得 後回し

この「後回し」も簡単ではなく、順番が変わったことを、当日入浴予定の他の入居者様と看護職に伝える必要があります。加えてTさん入浴のために用意していた着替えやタオル類は片づけて次の入居者様に対応します。

そして、時間を見計らって12時ごろに再度Tさんをお誘いしますが、2度目も拒否。順番を「午後の最後」に回します。

午後の3番目がこの日の最後です。もう、幾度となくTさんを午後の最後に回して来ました。しかし、3回目のお誘いもむなしく拒否。執拗に説得してもどうしても服を脱いでくれません。成功例を応用しての説得。1日3回の介入。次の日に繰越しても同じことが繰り返されることが明白。

以上を考慮し、また、何日も拒否が続けば衛生上も健康上もTさんに悪影響であることは間違いありません。


衛生面、健康面を踏まえてやむを得ず清拭

なので、昨日はやむを得ず濡れタオルを持ち、半ば強引にTさんの上着の下に手を入れ、上半身を清拭。ズボンを下ろし、両足を清拭しました。

強い抵抗がありました。Tさんは激高され、下半身清拭時に私の頭を数発(7~8発)殴打されました。私としては仕方のないことと割り切って清拭を続けました。

入浴拒否 抵抗 激高

清拭終了後、短期記憶を留めておくことが難しいTさん。私がズボンを上げ、服を整えると普段通りに「どうもありがとう」と仰って脱衣所を出て行かれます。

私はTさんの自室まで雑談をしながら同行しました。脱衣所での出来事は完全に忘れてしまっているご様子です。何とか清拭を行うことは出来ましたが、Tさんには本当に申し訳ない気持ちで一杯になります。

終了後、すべて上司に報告。上司からは「とにかく記録に残しておいて」とのことで、Tさんの入浴拒否に関しては、今後も施設全体の課題として取り組んで行くようです。

私自身、昨日はなんだかクタクタになり、帰宅後はすぐに寝てしまいました。

今日、休暇で本当によかったと思いますが、Tさんの対応が今後も続くことを考えると憂鬱になってしまいます。


介護施設 20代副施設長大抜擢の影にある人事事情

副施設長大抜擢に驚きと心配

昨日、ウチの施設の人事連絡があり、10月から副施設長が変わるとのことでした。新しい副施設長は新卒入社3、4年目の女性M代さん。たぶん20代。個人的には大変驚きでした。

施設長 抜擢 20代

今の会社に転職してまだ半年の私から詳しい事情は見えませんが、今までの私の経験から言えば副施設長は部長級職。入社3、4年目で20代のスタッフが40数名を束ねていくことは難しいのではと思います。

ただ、M代さんは仕事上も性格上も問題ない方で才色兼備を地で行く人。

副施設長に昇進した後もしっかり施設のために頑張られるのでしょう。まさに大抜擢と言ってもいいと思っています。

私が気にしているのはM代さんの「先輩」の位置にいる5人の介護スタッフのことです。いずれも入社10数年の中堅社員です。この方々を飛び越えてM代さんは副施設長になるのです。


退職に追込まれる熟練社員の憂鬱

あーこの会社もこーゆーことするのか・・・。

結論から言えば、この5人は会社から「アンタたちはもう必要ない」と言われているのと同等です。「若手の大抜擢」の陰には「基本給の高い熟練社員を退職に追込む」という企業の宿命的な体質があります。


5人にとっては今まで後輩だったM代さんが来月から上司になります。原則論を用いれば、言葉遣いは敬語。業務上の様々な方針も、基本的にはM代さんが優先されます。

もちろん、M代さんはあからさまに「上から」発言をするようなことはないでしょうが、1~2年と過ぎていくうちに、この立場逆転はボディーブローのように効いてきます。


キャリアから外され都合よく使い回し

そう遠くない将来、5人は「都合の良い異動要員」となるのでしょう。というか5人のうち3人は1年ほど前に他の施設からウチに異動してきたと聞いているので、既に会社から「都合よく使われる存在」になってしまっているかも知れません。

使い回し キャリア 自己退職

入社10年でその扱い。キャリアから外していいように使う。

深刻な人手不足と言われている介護業界ですらこんな人事。やはり基本給の高い順に退職に追込む体質は企業としては仕方ないのかも知れません。

以上のことはすべて私の「想像」ですが・・・

私も前職で実際に同様の扱いを受けて来ましたから・・・。

5人の「先輩社員」の行く末を案じざるを得ないのです。


介護職夜勤の実際はこんな感じ OJT3回目を体験して

主体的に自分から作業に取り組む

夜勤OJT3回目。1、2回目は見学・体験が基本でしたが、今回からは主体的に自分で作業を行う形となり、作業内容や、次にどう動くかをすべて自分で判断して、問題あれば指導役で付いている先輩介護士から指摘を受けます。

介護職 夜勤

夕方5時から次の日の朝10時まで、休憩1時間を除いて16時間。先輩介護士の前で慣れない作業を行う緊張感と、そもそも慣れていない時間帯での作業。結論から言えば業務後はクタクタ。自宅に戻ってからは夕食を忘れ13時間の爆睡でした。

でも、やはり主体的に作業した分「説明を聞いていただけ」では見えなかった部分や、どの作業にどのくらいの時間が必要か等々実感できたので、途方もなく疲れましたが、大変有意義な勤務でした。

私の子供と同じくらいの年の先輩社員Hさん。16時間もの間付きっきりで親切に指導してくださり、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

入浴介助勤務の指導役M子とは大変な違いでした。


OJT1、2回目のメモを整理・編さん

職場の都合でOJT2回目から2か月経ってしまってからのOJT3回目となりました。何人もの先輩社員から「今度は主体的に自分の判断で行動してもらう」と言われ、正直、これがかなりのストレスになっていました。

介護職 夜勤 主体的 ストレス

なので、OJT3回目まで時間もあったので、1、2回目のメモを整理するだけでなく、どのタイミング(時間帯)でどの作業をするか、どの利用者様のケアに入るか等々、徹底的に編さん・シミュレーションして3回目に臨みました。

先輩社員の中には「そんな(編さん・シミュレーション)必要ない!」「余計な心配せずに実践を繰り返せばよい!」と仰る方もいて、それも一理あると思っていましたが、実際、この編さん・シミュレートしたことはOJT3回目の実践に大いに役立ち・業務中の思考の土台となりました。今、自分が全体の中でどの作業をしていて、何を理解していて、何を理解していないかが明確だったからです。そのため、先輩社員に的確に質問をすることができました。


施設介護夜勤の業務内容はこんな感じ

夜勤担当者は概ね夕食時に日勤と交代(業務引き受け)します。そして「夜ケア→夜間巡視→朝ケア」を行って、朝食時に日勤と交代(業務引き渡し)します。業務内容の詳細はこんな感じです。

介護職 夜勤 OJT 口腔 排泄 巡視

■夜ケア

 夕食後の口腔、排泄、着替え(普段着からバジャマへ)

■夜間巡視

 就寝状況の確認、夜間排泄ケア

■朝ケア

 朝の排泄ケア、着替え(パジャマから普段着へ)

■その他

 洗濯、ケア記録の入力

ウチの施設の場合、夜勤は「夜勤A介護士」「夜勤B介護士」および「夜勤看護師」の3人で行います。入居者様は40人。経験が長く熟練したスタッフは「夜勤A」で主に24人の利用者様を担当。業務歴が短く経験の浅いスタッフは「夜勤B」で主に16人の利用者様を担当します。私は後者の担当です。


日勤との違いは着替えと洗濯

介護職として転職してそろそろ半年、「口腔ケア」や「排泄ケア」はこれまでの日勤の経験が役立ちましたが、「着替え」や「洗濯」が加わるだけで、こんなにも違うものか・・と驚きでした。

介護職 夜勤 洗濯

着替えは16人分を夜と朝にやります。要は32回着替えの介助をします。認知症の強い利用者様の中には、その日の機嫌で着替えを拒否する方もいます。「じゃあ着替えなくていいよ」というわけに行きませんので、いろいろ説得したりして、なんとか着替えていただきます。当然、普通に着替え介助するよりも時間を要します。

洗濯は文字にしてしまうと2文字ですが(笑)、利用者様40人分+日勤(約10人)+入浴で使用したタオル・・というの洗濯物量です。これを「洗濯→乾燥→たたみ→利用者様の部屋、各スタッフのロッカー、各浴室に返却」という流れで対応します。洗濯は「ついで」ではなく、夜勤中の3割は洗濯業務が占めます。


夜勤は「応援がない」がキホン

上述したとおり、夜勤は3人で行います。看護職さんは一般的に介護職の業務内容は分かりませんので、応援は無理。もう一人の介護職も自分と同じ仕事(実際にはそれ以上)をしているため、応援依頼が難しいです。

介護職 夜勤 日勤 応援 ひとり

日勤ももちろん大変ですが、昼間は10数名の介護職が出勤しているので、急に何か起こった時に、なんだかんだ応援を頼むことができます。でも、夜勤はそうは行きません。利用者様が失禁してしまったり、強い拒否があったり、何らかの事故が起こってしまったりしても、基本はひとりで対応しなければなりません。

これが日勤と決定的に違うところです。

確かに入社してある程度の経験を積まないと、夜勤業務に就くことは難しいようです。


半端な気持ちで介護職を選ぶと後悔する

認知症の強い方の中にはNC(ナースコール)を連打したり、夜間に徘徊する方もいます。徘徊には転倒リスクが伴いますので、徘徊を見つけたらその利用者様に付かなければなりません。当然、他の方のケア時間を取られてしまいます。時間だけが刻々と過ぎて、いつの間にか非効率状態に陥ってしまいます。

介護職 就職 転職 後悔

世間的に言われている介護職の夜勤の厳しさは大袈裟ではないようでした。

なので、中途半端な気持ちで介護職に就職・転職してしまうと、夜勤を乗り越えることが難しいかも知れません。

でも、自分は頑張ろうかな・・次回はもっと上手くやろう。そう思える3回目OJTでした。