エンゼルケアと介護職の宿命 K子さんのご逝去

介助機会が多かったK子さんのご逝去

先日、入居者のK子さんがご逝去されました。93歳でした。

認知症がかなり進行しており、はっきりしたコミュニケーションは難しかったのですが、とてもお話し好きで、体調の良い時は(独り言のような形で)いろいろな事をお話しされていた方でした。

介護職 空虚感 宿命 逝去 看取り

介護職に転職して半年。K子さんは介助させていただく機会が多く、食事・入浴・排泄等々、すべての生活のお世話をさせていただきました。

施設ではご逝去されることを「お看取り」という言い方をします。長い間その方の介護を続けて行けば、最終的に行きつく先はお看取り。これは介護職の宿命なのですかねぇ。。

ご逝去の連絡を聞いた時には、何とも言えない空虚感を覚えました。


エンゼルケア 最後のお手伝い

エンゼルケアは施設長を始め、それぞれ施設内で最も経験値の高い看護職員、介護職員の方々で行われます。私のような新人は基本的に呼ばれないのですが、K子さんのケア機会が多かったこと、現場を経験するなどの目的で、私も呼んでいただきました。

逝去 看取り エンゼルケア

いつもはコンコンとドアをノックして「K子さぁ~ん。お昼御飯ですよぉ~。」と言いながら入っていく部屋の入口も、なんだか別世界のトンネルのようでした。

でも、トンネルの先にはいつものK子さんがベッドに横たわっていました。他のスタッフも言ってましたが、本当にいつものように声掛けしたら返事をしてくださりそうな感じでした。

エンゼルケア粛々と進められ、保清、整容、エンゼルメイク(死化粧)等々。施設長を始め、熟練した先輩職員の皆様は良くも悪くも手慣れた感じでした。私自身はK子さんの足の保清や、お部屋全体の片付けをさせていただきました。


介護職の宿命か K子さんとのお別れ

少し意外だったのは、スタッフ皆様の雰囲気です。厳粛さは保ちながらではありますが、比較的明るい雰囲気でケアは進められていました。まぁこの辺りは、各施設や職員の考え方にも寄るのですかねぇ。

エンゼルケア お別れ 宿命 介護職

K子さんのご遺体はその日の夜に葬祭場に移送され、それがK子さんとの最後のお別れとなりました。

介護職への転職間もなくから介助に携わらせていただき、食事介助、入浴介助、排泄介助等々、様々介護に関する様々な事を勉強、実践させていただいたK子さんのご冥福を心からお祈りいたします。


0 件のコメント:

コメントを投稿