意図せず出てくる前職23年の感慨
介護職未経験で今の会社に転職して10か月。前職を退職して1年。
前職の退職日からはや1年が経ちました。
前職とはもう関係ない。思い出す必要もない。何より思い出したくない。
・・っと思っていたのですが、そうは行かないみたいです。良くも悪くも23年仕事した会社ですから、心にも身体にも染みついてるみたいです。
なので、前職からの退職1年を迎えた今の気持ちを書いてみました。
介護職も会社としての本質は同じ
介護職未経験で転職。最初の半年は仕事を覚えることで精一杯でした。食事介助、入浴介助、排泄介助・・その他諸々の介助。世間的に言われている仕事です。
それはそれでしっかりやります。常勤でやれば3~6か月くらいで、いちおう一通りの介助はできるようになります。でも、それは「介護職の仕事」の一部に過ぎないことがこの時期から見えて来ます。
介助はすべて「現場の仕事」です。現場で実際に利用者様に触れて行う仕事です。これ以外の「マネージメント系の仕事」が徐々に増えて来ます。
「マネージメント系」とは私の造語ですが「現場以外」で行う仕事のことです。
例えば排泄介助には「オムツ」が必要です。
オムツは利用者様ひとりひとり違います。また、多くの方は「昼用」と「夜用」で使い分けします。オムツの在庫が無くなれば発注するのは介護スタッフです。歯磨き粉やジュースなども同様です。ひとりの介護スタッフが2~3人の利用者様を担当します。
「担当」が決まると、その方の「在庫管理」だけでなく、ケアマネージャーさんと協力して介助方針の見直しなどやります。お年寄りで認知症である方がほとんどなので、利用者様の様子や体調は日々変わります。なので、介助方針は常にその方に最適かどうかを検討して必要に応じて修正する「介助方針管理」の必要があります。
このような「在庫管理」「介助方針管理」は「マネージメント系の仕事」のごく一部です。転職してもうすぐ1年になりますが、今では「マネージメント系の仕事」がどんどん増えて来ています。
「現場の仕事」だけなら非常勤(アルバイトやパート)に任せて、常勤の正社員は「現場の仕事」を覚えて、それらを管理・改善して仕事全体・会社全体を維持・向上する方向に仕事がシフトして行きます。
この辺は前職とほぼ同じでした。
会社での勝ち組と負け組は宿命
会社における勝ち組と負け組。
嫌な言葉ですね。私も大嫌いです。
でも、結論から言えば「マネージメント系」の仕事を疎かにした正社員は「負け組」になります。
「現場の仕事」は非常勤でもできる仕事ですから、10年、20年経験のある介護スタッフが「現場主義」を気取っていると会社からは「給料に見合わない社員」として疎外されます。
一度疎外されると、なかなか信頼回復は難しいです。やがて減俸され、異動命令を乱発され、慣れない職場で一兵卒として働かされてメンタルを壊します。
なぜそんなことが分かるのかって?
私がそうだったからです。
会社で仕事をする以上、周囲には多くの人がいます。自分が意図せずとも「勝ち組と負け組」は宿命的について回ります。
残念ながら今の職場に「この人は負け組だ・・な・・」と思う正社員は何人もいます。もちろん口には出しませんが・・。十数年後に私のようにならないことを本当に心から祈っています。
50代未経験転職の現実
先日、「4人いるリーダー職のスタッフが、本当によくやってくれていると言っている」とのことで施設長が私の仕事ぶりを褒めてくださいました。素直に心から嬉しく思いました。50代未経験でも「がんばればできる」ということです。
ただひとつ、施設長の話で気になる言葉がありました。
私(施設長)の経験では、50代未経験でここまで続いた人は初めて。
・・・えッッ!!
・・・・・そうなの・・・・・!。
■現場仕事で身体を酷使する
■夜勤などの不規則勤務で体調が管理できない
■年下のスタッフからの指導に耐えられない
「50代新人」が辞めてしまう理由は主に上記のようですが「初めて」は意外でした。まぁ、確かに私自身上記3点についてはこのブログで100本近く記事にするほどいろいろ工夫を重ねて来ましたから・・決して楽ではなこの1年だったことは確かです。
でも、精神論ですが「やればできる」仕事です。
現代において介護職は50代未経験でも「採用枠がある仕事」です。
僅かかも知れませんが「希望の光が見える仕事」です。
チャレンジする価値は十分あると思います!
50代未経験転職の本音
前職の最後の1年は地獄でした。夢も希望もなく仕事へのモチュベーションも皆無。ただただ「家族のために収入を絶えさせたくない」の思いだけで毎日を過ごしていましたが、それも限界。惨めさと敗北感だけしか残らない結末でした。
今の仕事は決して楽ではない、決して楽しい事ばかりではない、むしろ辛い事の方が多い。普通に残業があり、休日出勤もあります。休暇の日の朝に急遽出勤できないかと連絡が来ることもあります。自分の考えでですが、月2万円だった私の小遣いも5000円に減らしました。
でも今の職場にはほんの少しの夢があり希望があります。収入は減りましたが、給料は少しずつ上がり、65歳の定年まで行けば総収入で60歳定年である前職を上回ることができます。
時々、残業していると「年齢的にもあまり無理しないでくださいね」と言われることがあります。私を労ってのお言葉で本当にありがたく感じるのですが・・・。
親の面倒は最後まで見届けました。
子供たちも成長して自立できそうなところまで来ています。
大学卒業までの学費もある程度目途が立っています。
家のローンはありません。
今、私がいなくなっても周囲に迷惑かけないでしょう。子供たちの未来にも大きな影響はないでしょう。仮に仕事で命を落とすようなことになっても後悔はありません。「負け組」になるくらいなら、私はそちらを選択します。
前職の退職日から1年。
そんなことを思える仕事に就けたことを幸せとおもうべきかも知れません。
でも、これまで通り健康管理は十分過ぎるほどにやっていこうと思います。
体調を崩して入院でもすればお金かかりますから(汗)・・・。
おわり







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