認知症による幼児返り 極度に甘えるS子さん

入居者様の変化に対応する必要性

介護職に転職して7ヶ月。同時に入社以来から日々の生活のお手伝いをさせていただいてく入居者様とのお付き合いも7ヶ月になります。

介護職 入居者 お年寄り 変化

仕方のない事ですが、お付合いが長くなるほど「入居者様の変化」にも対応しなければならない場面が増えて来ます。そしてこれも仕方のない事ですが、「変化」とは「良い変化ではない」ことがほとんどです。


認知症からの幼児返り S子さんの場合

最近、S子さんの「幼児返り」が極端です。寝たきりで全介助、意思の疎通は難しいですが、意識ははっきりしています。身体がとても強く、いつもリクライニング車椅子上で手足をバタバタさせています。お元気過ぎて車椅子から落下してしまう事故も起きてしまう程です。

そんなS子さんですが、ここ1週間ほど極端な「幼児返り」が見られます。


私はS子さんの食事介助を行うことが多いのですが、昨日も私がS子さんに近寄るや否や私の腕にしがみついて来ました。もちろん「私にだけ」ではなく、他のスタッフや他の入居者様に対しても同様なのですが・・。

S子さんは手足が丈夫なため、ほとんど私の腕が動かせなくなるような強さでしがみついて来ます。片手が強く拘束されるので食事介助に支障が出ます。

腕を振りほどこうものなら強烈な抵抗が始まります。仮に振りほどけたとしても、ものすごい勢いで再びしがみついて来ます。テーブルや車椅子のアームサポートに手をぶつければケガしてもおかしくない程のスピードです。「危ないし、ごはん食べられないから」と諭しても全く聞き入れません。S子さんの中では「しがみつく」しか考えにないようです。


頬ずりを始め私の腕を唾液まみれに

そして「しがみつく」と私の腕を自身の頬にあてて目を閉じます。時には頬ずりしたり唇を腕に押し当てたりして来ます。S子さんの唾液で私の腕がベタベタになることもあります。

食事介助 頬ずり 唾液

明らかに乳幼児が甘えている行動です。S子さんから離れれば車椅子から落下しそうになるくらいの勢いで両手を伸ばして来ます。悲しげな物欲しそうな表情です。

私には二人の子供がいます。長男は20歳、次男が16歳ですが、ちょうど子供たちが幼かったころに接したような感覚です。

簡単に言えば「おとうさん抱っこして」を訴える表情・行動です。


寄り添いと介助の狭間で

ネットなどで調べれば、結局「ご本人の要望にできる限り寄り添って・・」となります。

寄り添い 介助 上司 相談


あたりまえです!


それができれば苦労しません!


でも、「よしよし、じゃあ抱っこしてあげる」だけでは食事介助ができません。

食事介助は慣れて来ると1人のスタッフが2人の入居者様の対応を同時に行います。今、私も「2名対応」していますが、S子さんの状況が明らかに「もう一人の入居者様の食事介助」の妨げになっています。

既に上司や周囲のスタッフに相談済でS子さんの状況も共有されていますが、ただでさえ人手不足のスタッフ状況の中、簡単に「S子さんの食事介助を1対1で行う」というわけにも行きません。

現状、解決策が見いだせず、頭の痛い問題です。


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