事実上無職 安易な退職申告には要注意

あまりにも軽率だった退職決定の理由

自分が軽率だったという前提であるが、現職の退職を決めたきっかけはとある化学系専門職に特化した人材派遣会社の面談担当者の「必ずご希望に沿う求人が見つかりますので、ぜひ就業のお手伝いをさせてください」という言葉だった。

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「また、これまで未経験であるお仕事でも当社で用意している研修制度を利用していただければ求人応募の幅も広がりますのでぜひともご活用ください。」

とも言っていた。

「多少、分野が異なっていても理系学部出身というバックボーンがあることで、未経験からご紹介できる案件はたくさんあります。」

とも言っていた。

もう、悩むことはない。派遣社員から始めるでも構わない。自身のスキルを存分に活用してできる仕事がたくさんある。多少分野が異なっても研修を受けることで仕事に就ける。この派遣会社にお世話になろう。


進む退職の話 頓挫する就職の話

このタイミングで退職を決意、数日後に上司に申し出た。引き止められもせず、退職の話はトントン拍子で進んだ。これはこれで腹立たしいが、もうどうでもよかった。退職日は来年の1月末。あと2か月程である。

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そして、早速、その派遣会社に登録、簡単な選考試験、適性検査があるということで、都内の営業所に受験に行った。結果、採用(登録可)となったのだが…

実際に求人に応募してから雲行きが怪しくなった。

二つ目の求人に応募した時(書類選考で不採用)に求人担当者の方から「直前まで同様の職種で実務に就いていないと採用は難しい」「当社で用意している研修は、当社で必要と判断した時に受けていただくものです」と言われた。

研修については確かに私の思い込みの部分もあったのだが…

「直前まで同様の仕事で…」って?

「理系のバックボーンがあれば未経験でも…」って話は?

おいおい、もう、退職申し出てしまったけど。。。


ただ退職するだけ 就職先がない最悪の状況

転職の理想が「就職先が確定してから現職の退職届を出す」であるならば、そんな状況からは程遠いというか最悪の状況に陥ってしまったことを認めざるを得ない。

退職 就職 頓挫

次の就職について何も決まっていない、何も進展していない状況。どんな職種に就くかすら不安定な状況。ただ「辞めます」と上司に申し出ただけ。信頼できるコネがあるわけでもなく、確実性の高い求人案件があるわけでもない。要は「何もない」状態。

現状、一応就業中ではあるが、来年の1月末での退職が決まっているわけだから、54歳にして事実上無職の状況に陥ってしまったのだ。

最初の面談担当者を恨む気にはならなかった、恨んだところで何も変わらない。根本的な原因は自分の中にある。「理系のバックボーンがあれば未経験でも…」それが54歳という高齢者に該当するかどうか、少し落ち着いて考えれば分かるはずである。そんな虫の良い話があるわけがない。

でも、そんな言葉を心の底のどこかで待っていたような気もする。現職を辞めるため、もっと言えば現職から逃げるための口実が欲しかった。そんな時に縁もゆかりもない初対面の、たぶん年下の面談担当者の言葉に飛びついてしまった自分が軽率だったのは明らかである。


「粘って勝ち取る就職」は避けたい理由

まぁ、求人案件を10件、20件と手当たり次第に当たれば、就業できるかも知れない。自分のスキルを活かしたいのであれば、そんな粘り腰も必要かもしれない。

でも、今回に限っては「粘り」は避けたかった。粘って「有期雇用」を勝ち取っても3~4か月後には更新となる。更新できなければ、また「就活」の状況になる。そこでまた「粘る」必要が出るのであれば、最悪の場合「収入が途切れる」状況を招き兼ねない。できればその状況は避けたい。

有期雇用 派遣社員 契約社員

そんな粘りを重ねてこそ採用の幅が広がっていくのかも知れないが、それは最後の手段にしたかった。どうしても「正社員」が無理。または、ある程度採用されやすい状況下においての職探しがよいであろうと思ったのだ。

精神的に不安定になりそうだったので、あまり深く考えないようにしていたが、内心、ホントに最悪の状況を招いてしまったと感じていた。

もはや「自身のスキルを活かす」に拘っていると、取り返しがつかなくなるような気がしてきた。そして思い立ったのが「これまでとは違う生き方」だった。


混迷、混乱、不安定 54歳にして感じる惨めさ

最初に思いついたのは「林業」。以前、私と同じ職場で隣の席で仕事をしていた同年代の男性が「経理職」から「林業」に転職していたことを思い出し、当時、野外での仕事も悪くないと思っていたこともあり少し調べてみた。ネットで検索すると「高齢者の転職可能」と出てくる。「年齢・経験不問」の求人も多い。望みはありそうだ。

林業 自然 挫折 惨め 不問

そして、意気揚々と林業への転職を斡旋しているセンターに問い合わせをしてみた。結果、ここ数年の転職実績は「20~30代が中心で40代前半が1件あった」という事を教えてくれた。林業について調べ始めて3日目。この回答で「ジ・エンド」となった。

「年齢・経験不問」であっても、実際に50代未経験の転職などほとんどない。40代、50代は「経験者」が前提なのだ。

ここまで私が目指した「IT系技術職」「化学系専門職」「林業」への転職。職種に特化しているわけではない、不採用の理由は共通している。やはり「50代未経験」で雇ってくれるところには限りがある…というかほとんどない。自分で仕事を選べる…そんなご身分ではないのだ。

3か月ほどの就職活動で諦めたIT系技術職、1か月ほどで諦めた化学系専門職、そして3日で諦めた林業。

何やってんだオレ。

何やってんだよオレ。。

溜息と同時に惨めさが込み上げる。


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