認知症の方の暴言や暴力に直面した時の対処

認知症とカスハラとの関係性

最近、短い期間に認知症を患うY子さんとK太さんの二人から暴言、暴力を受けました。もちろん上司には報告済ですが、お二人とも「故意」ではないのでカスハラ認定は難しく「とりあえず記録はしっかりしておいてほしい」が上司の指示。

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私自身も「認知症であるがゆえに故意ではない」ことはわかっていても、面と向かって暴言、暴力を受ければいい気持ちはしません。ただ黙って耐えているだけでは完全にストレスになると感じるので、こんな時、私は「軽く言い返す」ようにしています。

「ねぇ。辞めようよそんなことするの!」

「いい大人がそんなことで恥ずかしくないの!」

「アンタだけだよ、自分の世話してもらってるのにキレる人!」

などなど、敬語ではなく、やや強い口調で言います。


自身のメンタルを維持のため 言い返す

本当に申し訳ないのですが、介護士としてプロ失格かも知れませんが、ここだけは「自分のメンタルを保つ」ためにやってます。そして、本当に失礼だと思いますが、相手は認知症です。言い返しても覚えてません。やってることは「暖簾に腕押し」「馬の耳に念仏」ですが・・。

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■Y子さん

感情の起伏が激しく、機嫌の悪い時はベッドから起き上がらず、悪い時は1日中起きようとせず、オムツの中の排便が漏れてくることもあります。無理に起こそうとすると「もういいよ!」「ほっとけよ!!」と大声で怒鳴ります。

怒鳴るだけの時もあれば手で介助者の頭をハタいたり、足で蹴ってくることも度々。唾を顔に吐きかけられることも何度もあります。叩かれ、蹴られ、唾を吐かれながら、なんとかトイレに連れて行き、おむつの交換が済むと「さっさと帰れ!二度と来るな!!」と一言。

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■K太さん

ショートステイのK太さん。2泊3日の予定で施設に短期入居。不慣れなせいもあるかも知れませんが落ち着かない様子。すぐに自室から出て歩き回り始める。両手にポケットに手を入れ、周囲を威嚇するように肩を張って歩く。ややフラフラ歩かれることから転倒事故リスク大。他の方の部屋の入口をすぐに開けようとするので誤入室事故リスク大。なので放置できない。

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「歩き回ると危ないのでお部屋にお戻りいただけますか?」と丁寧にお伝えしても「なんで?」「妻は海外にいるの?」などとの回答。言っている意味が分かるだけまだ良く、基本的には意味不明な言動ばかりで対応に大変長い時間を要する。食事への誘導時、お部屋で「食堂に行きましょう」といっても椅子から立ち上がらない。食堂に誘導して「こちらにお座りください」と言えば、今度はなかなか座らない。簡単に言えば「人の言う事に従いたくない」という症状が強い認知症のようである。

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そんなK太さんに付きっきりで見守っていた看護師Hさんがちょっと小用でK太さんから離れようとした時の事、突然「なんだコノヤロー!どうするんだ!!」と鋭い口調でキレ始めた。

たまたまそばにいた私が「そんな言い方するもんじゃないですよ」と伝えると今度は私に矛先を変え何か言っている。ほとんど何を言っているか聞き取れなかったが、私に対して暴言を吐いていることは明らか。聞き取れたのは「どこからでもかかって来い!」だった。

本当にかかって行けば大けがさせてしまうであろう、命の危険すらある。当然ながら挑発には乗らず黙って誘導を続ける。でもストレスが襲ってくる。せめてもの発散のために軽く一言。

「50人の入居者様でルールに従わないのはアンタだけだよ。どう思う?」

何も答えないK太さん。

都合が悪いから答えないのか。本当に意味が理解できないのか。絶対に判断できない。


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